ムーチー、ムチムチ
沖縄滞在中、「ムーチーの日」にあたりました。
ムーチーとは、月桃(げっとう、沖縄では「サンニン」と呼ぶ)の葉に包んで蒸した餅のことです。
葉っぱ(カーサ)で包んであるので、「カーサムーチー」とも言います。
沖縄では旧歴の12月8日(新暦で1月7日)にムーチーを作ってお供えし、
健康と厄払いの祈願するそうです。
ゆいレールで、沢山の月桃の束を袋に入れたおばあを見かけました。
お家で作るのでしょうね。なんだか、ほんわりとした気分になりました。
月桃の香りが、私は大好きです。
香りをどう表現すればいいか…
月桃はショウガ科らしいので、生姜に近いスパイシーな感じ
と言えばいいのかもしれませんが、ちょっと違うような… もっと甘くて複雑な香り。
月桃の香りは、月桃の香りとしかいいようがないんですよね。。
ムーチーの日の前日、平和通りから奥のほうまで歩いていたら、
方々から月桃の香りがしてました。
お店の前で、蒸したてのムーチーが積み上げられています。
私はムーチーも大好き。 香りにつられて1つ買ってしまいました。 1つ100円也。
他のお店も覗いてみたら、ムーチーは5枚セットで売られているの普通のようで、
1個売りはなかなかないようです。
宿に帰って、いざ食べようとしたら、もう冷えてしまっていて、ちょっとがっかり。
でもでも、ムチムチ感は健在で、ムチムチの感触を楽しみつつ一気に食べました。
ああ幸せ♪
私の買ってきたのは、赤いムーチー。 この色は黒砂糖から来ているみたい。
砂糖の入っていない白ムーチーもあるそうですが、残念ながら見かけませんでした。
最近は変り種もあるようで、三越には、あずきムーチー、かぼちゃムーチーがありました。
130円也。やはり少々お高め。
明けてムーチーの日、
今度はあちこーこーのムーチーが食べたくて、この日も買っちゃいました。
今度はパレット久茂地の地下にてゲット。確か120円程度。
どこか食べられるところはないかと、建物の中を右往左往しましたが、
適当なところが見つからず、人があまり通らなそうな階段の踊り場に、場所を決定しました。
時折ぱらぱらと人が通っていきますが、気にしてられません。
どうしてもあつあつが味わいたいのです。
ビニール袋よりほかほかのムーチーを取り出し、葉っぱを剥がしていきます…
…?? なかなか剥がれてくれない。 えらい粘着力で剥がされるのに抵抗してきます。
あつあつのムーチーはベタベタしていて、非常に食べにくいということが分かりました。。
悪戦苦闘のうちに、手も口のまわりもムーチーまみれです。
人が来ると、もう恥ずかしくて、味わうどころではありませんでした。
あちこーこーだと味が違うのか、よく分かりませんでした。。 作戦失敗。 でもうまかった。
「ムーチー・ビーサ(寒さ)」という言葉があるように、ムーチーの日の時期は、
最も寒さが厳しいといわれています。
まさにその言葉どおり、最高気温14度の、冷たい風が吹きすさむ1日でした。
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