まず琉球箏との出会い

きょう

2005年09月14日 23:00

他のところに書いたやつを転載。

琉球筝を始めたきっかけ。

3年前に遡るが、知人にBEGINのアルバム「オモトタケオ」を借りた。
一発ではまった。
音楽でワクワクというか、ドキドキというか、そんなふうに心が動いたのは久々だった。

もっとBEGINのことが知りたい。沖縄のこと、石垣島のことを知りたい。
ネットでいろいろ調べ始めた。
そんな中で、ある石垣島の情報サイトにたどり着いた。
「筝で『島人ぬ宝』を演奏する」、そう書いてあった。


私は幼稚園に入った頃から中学生になるまで、筝(山田流)を習っていた。
物心つく前から「やらされていた」習い事だったので、筝は好きではなかった。
だから思春期になり親に自分の意見が言えるようになったとき、筝はやめたのだった。

でも最も長い期間触れてきた楽器である。どうしたって一番親しい楽器なのだ。
その楽器で大好きなBEGINの曲を弾くというのだ。
この記事を読んで私の中で衝動が起こった。

サイトの管理者へ「楽譜を譲ってください」、そうメールした。
ほどなくして「清書してからお譲りします」と返事があった。


「オモトタケオ」を聞いてから約半年、初めて沖縄へ飛んだ。
石垣島も行った。慌しい日程で石垣→那覇は日帰りだったが。

件のサイト管理者の方と「島人ぬ宝」弾いたという方にお会いし、
そこで「琉球筝」という楽器があることを聞いた。

私が以前習った「内地の筝」とは違うもののようだ。
筝でBEGINを弾くにはやはり琉球の楽器ではないとだめなのか…。
ならば琉球筝を私も弾きたい。BEGINを弾きたい。


東京に帰り、琉球筝を教えてくれるところを探した。
偶然にも現在お世話になっている師匠を見つけ、現在にいたる、というわけである。

あのBEGINとの出会いから半年程度である。我ながらすごい行動力だとあきれる。


例の石垣島の方々には、時折メールでご挨拶したり、
今もお付き合いさせていただいている。
2回目に石垣島に訪れた際は、さんざんおごっていただいたりした。

「清書したら送るね」といわれたあの楽譜は、実は未だに届いていない
(いまさら催促も気が引けるし…)。


琉球筝を始めて3年経つ。
その間新人賞を受け合格したり、やる気が上がったり下がったりしながら続けている。

そんな中忘れていた。なんで琉球筝を始めたのか、ということを。
BEGINを弾きたかったのに、与えられえた課題曲にかまけて、
一向にBEGINには手がついていなかった。 やばい、やんなきゃ。


最近「オモトタケオ」の三線のスコアを買った。
徐々に計画を進めるとしよう。 進捗は日記につけていくつもり。
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