沖縄県人会にて
昨日某所の沖縄県人会総会にて、箏の演奏をしてきた
うちの先生がこの県人会の幹事をされているので、こういう機会をいただいた
スタートは総会らしく、会計報告とか予算審議があったが、
実際のところはこちらサブで、メインはその後の親睦会、…という名の飲み会
会場は地元の公民館、ちいさな体育館ほどの広さがあり、きちんとステージまである
親睦会の間、このステージで琉球舞踊が行われ、私はその地謡を努めた。
いってみれば、余興ということだが、出席者の皆さんは意外ときちんと見てくださった
…ような気がする、私のいた場所からは。
さすが沖縄県人。 芸能ごとへの態度がひとあじ違う。
総会スタートは1時からだが、箏メンバーは朝9時教室集合。
私は家で着物を着るため、6時起き。
会場で着替える時間が節約できて、ゆったり行動できてよかった。
通常、舞台では協会指定の着物を着る。
真っ青で、金の鶴なんかが飛んじゃってる、とても外に来ていけないものだが(失礼)、
今回はうちの研究所がお揃いで作ったピンクのヤツなので、
まあまあ外に出ることも可能かな?
洗える化繊で、沖縄でまとめて作ったためとても安かった。
箏を車に乗せ会場入り。
いつもの公演と違い、ぴりぴりした雰囲気もなく、
箏の準備、三線・舞踊の方とのリハーサルが、ゆるゆると順調に進む
そしてなんとなく総会が始まって、親睦会へと。
1曲目は、渡りざう、瀧落とし。
うちの研究所の新人さんが舞台デビューした
小学校3年生(だったかな?)、「緊張する~」っていいながら、きちんと完奏した
一生懸命で、初々しくて、かわいいなぁ…
そんな時が自分にもあったのだろうか…(あさって方向に視線)
2曲目は、かぎやで風。
筝の地謡は私ともう一人
いつもは大緊張だが、会場のゆるゆるした雰囲気のおかげか
練習のときと同じようにリラックスして弾けた
この地謡は、ひとつのハードルと考えていたから
なかなか満足できる結果がうれしかった
次の出番は、前の浜。
これは楽しんで弾けた!
人前でこんな気持ちで弾けたのは初めてだった
こういうチャキチャキした曲は得意だと思っていたけど、
ますます自信が出た
安富祖流の三線だが、通常演奏している野村流とは
曲のつなぎ方が若干違う
リハで初めて安富祖流の流れを確認したわけだが、
照喜名先生のCDを聞いて予測してしたから、
焦らず対応できた 予習しておいてよかった~
最後の出番は、瓦屋。
これは最近の舞台でやった曲だから、無難に終了
こないだは唄い弾きだったけど、今回は演奏に集中できた
踊りを鑑賞するくらい…
自分の唄はアレだけど、この曲は女声のが合うなぁ
筝は曲によって13弦すべてを調弦しなおさないといけない場合がある
次の演目に移る時間の間に、それをやるのは面倒なので、
あらかじめ「かぎやで風の筝」「四つ竹の筝」というふうに、
それぞれ調弦しセッティングしておく
限られた台数でやりくりするので、
「この筝は舞台から引っ込めたら、次は○○節の調弦にしておいて」
など、スケジュールを組んでおく
大きな公演は先生方が計画、指図する
(てーげーな場合が多い… 弟子が慌てることしばしば)
今回は姉弟子と私で組んでみて、割とスムーズに進行できた
これも、今回の収穫だった
最後はカチャーシーで終了。
筝を片付け、会場撤収を手伝いし、解散が5時
体は疲れたが、いつもある気持ちのぐったり感が少なかった
やり切った晴れ晴れ感すらあった
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