リハでした。

きょう

2006年02月06日 23:00

こないだの土曜日は、今度出演する舞台のリハーサルがありました。

リハ会場は、いつも稽古している教室から徒歩圏内というはなし。
集合時間に教室につくなり、先生から「あんた、コト運んでー」と言われる。
なんも考えてなかったけど、今回箏は自力で運ぶんですね。。。
遠方だと弟子か先生の知り合いが車を出してくれるんだけどね。

「はぁ、でも場所知らないです」
「すぐそこだから、一緒に行こう」
観念して、すぐという会場を目指して歩き出す…
  …が、行けども行けども見えてきませんが、先生。

箏は片腕で抱えられる重さなんで、5分程度ならなんとかなるけど。。
腕のしびれて感覚がなくなり始めた頃、やっと会場到着。
片道10分強を「すぐそこ」というのか先生。 箏持ってなかったら言えなくもないが。


会場に箏を置くと、箏2台目を取りにすぐ教室へ引き返す。
2台目を会場に届けると、また3台目を…  
往復20分の距離を3回も行ったりきたりさせられました。。 片道は箏を抱えて。
いい準備運動だわ。。


やれやれと思って、会場に腰を下ろそうとした瞬間、
「はい秋の踊り、ジカタ来て」と先生が叫ぶ。
ええええぇぇぇ!!!(汗) まだ息上がってるのにぃ、腕しびれてるのにぃぃ!!
先生お構いなしに、「早く準備!」って、無理っす!

箏のセッティングをぜーはーいいながらやっつけると、曲がスタート。
私は何弾いてんだかワケわからん状態。 出だしはボロボロ…
しかし、曲の3分の1進んだあたりから何とか立て直して完走。
うんうん、我ながらよくがんばった。


その後、私の出演する演目のリハが続いたが、これまでの舞台に比べれば、
ずいぶん落ち着いて弾けるようになったんじゃないかな、
ミスしたときのごまかし方も自然になってきたし… (自慢にならない)


でも最後の最後、「瓦屋」をもう一回、ってときに大失敗をしでかした。
私の教室の箏だけど、弾きにくいからって普段使っていない箏に当たってしまったのだ。

演奏会では、弟子は教室の箏を借りて演奏するのですが、どれが当たるかは直前に決まったりする。
楽器の弾きやすさ、相性ってあると思うけど、どの箏に当たるか分からないので、
基本的にどんな箏でも弾けないとまずいと思う。


けど、あの最後に当たったの、あれはないわ~!
「四弦あげ」という調弦にするんだけど、
巾(一番手前の弦)と為(手前から3番目の弦)の柱(駒のこと)が、同じ位置になるなんて!
本当は為が左のほうに位置しなければいけないのに。 弦がゆるいらしい。


どうする調整することもできず、瓦屋のリハスタート。
…最悪。 まったく立て直しがきかなかった。
前のリハでは問題なく弾けてたところも、弾く弦が分からなくなってしまった。
………どうしよう。

全体的に及第点の出来だったのに、最後にきて大きく自信を失ってしまったよ…
まあ、もう、稽古しかないわね。

ついでに唄も何とかしないとな…。
普段歌わない箏の人が歌うのは、やっぱり頼りないわ。 音量も音程も。
「先輩方がなんとかしてくれるから、下っ端はついてけばいいや」なんて思ってたけど、
そうも言ってられません。


リハ終了後も、箏の搬送のため、2往復。
精神的にも、体力的にも、疲れた一日でござんした。。。
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