琉球絣が好き

きょう

2005年10月08日 23:00

琉球舞踊は衣装が華やかで、踊りそのものに加えて、衣装を見る楽しみもあります。

「四ツ竹」に代表される女踊りの紅型(染の着物)は、
これぞ琉球王朝の伝統という迫力があります。

紅型は鮮やかで目を引きますが、
それよりも私は「谷茶前」など雑踊りで着る絣の着物に注目してしまいます。
絣柄の素朴さ、暖かさが魅力的なのです。

先日の合同リハーサルのときには踊りの方もいたのですが、
練習で使う稽古着が絣柄で素敵でした。
いいな~、と物欲しげに眺めておりました。


琉球の絣模様は、生活用品(風車など)や自然(水、鳥など)といった、
身の回りにあるものを図案化しているところが特徴です。中には豚小屋という柄もあるとか。
琉球人のセンスに興味津々です。

家紋を載せたお洒落な図録を本屋で見かけたことがあるけど、
あんな感じで琉球絣の柄の本をつくってくれないかしら。そしたら買うのに。


写真1は、私が唯一持っている琉球絣の着物です。
これはリサイクル屋で購入したのでそんなにはしなかったけど、
手織りの新品はかなりのお値段で、とても手が出ません。
買うとしたら「琴柱」という柄のにしたいなぁ。  …まあ妄想ですから。


(写真2は、東京美術・発行の「すぐわかる染め・織りの見分け方」より)

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