2005年10月15日
琉球箏の奏法 その1 ~右手について
これから琉球箏と和箏の奏法の違いについて書いていきたいと思います。
琉球箏を習い始めた頃、先生にはさんざん手の形について注意されました。
(今でもしばしば注意されますが…)
先生いわく私は「手が荒い」のだそうです。
以前やっていた山田流の癖が出てしまい、その度「それは違う」と直されます。
物心つく前から筝をいじっており、意識せずに山田流の奏法を取っていましたので、
山田流の奏法について何が正しいのか、実は知りませんでした。
今回これを書くにあたって本を読んで、あらためて確認しました。
琉球箏は、演奏する手の形、動きが厳しく決まっています。
琉球箏を習い始めた頃、先生にはさんざん手の形について注意されました。
(今でもしばしば注意されますが…)
先生いわく私は「手が荒い」のだそうです。
以前やっていた山田流の癖が出てしまい、その度「それは違う」と直されます。
物心つく前から筝をいじっており、意識せずに山田流の奏法を取っていましたので、
山田流の奏法について何が正しいのか、実は知りませんでした。
今回これを書くにあたって本を読んで、あらためて確認しました。
琉球箏は、演奏する手の形、動きが厳しく決まっています。
資格試験(コンクール)の際、演奏がきちんとできていたとしていても、
手の形ができていないという理由で不合格となるケースが多いそうです。
こんな風に形にこだわるのも、琉球筝が貴族文化の流れを汲んでいるからではないか、
と私は勝手に想像しています。

写真は基本的な手の構え方です。
(撮影ちょっと失敗した。違いが分かりづらいかな。一人で撮ったのでご勘弁を)
山田流の○で囲んだところを見てください。
薬指が、ギターでいうブリッジの部分(龍角と呼ぶ)に掛かっています。
時には弦の上に薬指を置くこともあります。薬指で手を支えて弦を弾くのです。
一方、これは琉球箏ではアウトになります。
琉球筝の場合、薬指は中指に常に添えていなければなりません。
さらに、中指は通常人差し指に添えられていなければなりません。
つまり、薬指、中指、人差し指の3本が揃った形、これが琉球箏の基本形となります。
和箏では弦を中指で弾くところを、琉球箏では中指と人差し指を揃えて一緒に弾きます。
注・掛爪(中指、人差し指を交互に弾く方法)は別。琉球箏でも掛爪のような奏法はあります。
琉球箏は「優雅にゆったりと」が信条。
3本の指が弦の上を滑らかに流れるように弾くのが美しいとされています。
和箏は弦の上を跳ねたり、ざっざっと荒々しく弾くことがカッコよくみえたりしますが、
琉球箏においてはそれは許されません。
私は性格的には和箏が合うかも…。琉球箏に慣れないうちは辛かった~
以前「六段」を紹介した時に、右手奏法の例について少し書きましたので、
こちらも合わせてご覧ください。
手の形ができていないという理由で不合格となるケースが多いそうです。
こんな風に形にこだわるのも、琉球筝が貴族文化の流れを汲んでいるからではないか、
と私は勝手に想像しています。
写真は基本的な手の構え方です。
(撮影ちょっと失敗した。違いが分かりづらいかな。一人で撮ったのでご勘弁を)
山田流の○で囲んだところを見てください。
薬指が、ギターでいうブリッジの部分(龍角と呼ぶ)に掛かっています。
時には弦の上に薬指を置くこともあります。薬指で手を支えて弦を弾くのです。
一方、これは琉球箏ではアウトになります。
琉球筝の場合、薬指は中指に常に添えていなければなりません。
さらに、中指は通常人差し指に添えられていなければなりません。
つまり、薬指、中指、人差し指の3本が揃った形、これが琉球箏の基本形となります。
和箏では弦を中指で弾くところを、琉球箏では中指と人差し指を揃えて一緒に弾きます。
注・掛爪(中指、人差し指を交互に弾く方法)は別。琉球箏でも掛爪のような奏法はあります。
琉球箏は「優雅にゆったりと」が信条。
3本の指が弦の上を滑らかに流れるように弾くのが美しいとされています。
和箏は弦の上を跳ねたり、ざっざっと荒々しく弾くことがカッコよくみえたりしますが、
琉球箏においてはそれは許されません。
私は性格的には和箏が合うかも…。琉球箏に慣れないうちは辛かった~
以前「六段」を紹介した時に、右手奏法の例について少し書きましたので、
こちらも合わせてご覧ください。
Posted by きょう at 23:00│Comments(0)
│琉球箏マメ知識