2005年10月30日

コンクール体験記 その4

コンクール第一日目。

私の出場は2日目だが、同じ教室のお弟子さん2人がこの日に出るため、
私も手伝いで会場に同行。
試験は10時スタートですが、会場準備前に舞台で練習ができるため、
早めに会場入りします。


箏はタクシーで運搬しました。

先生が「那覇のタクシーはコンクールで箏を運ぶの慣れているから大丈夫よ」と言うので、
どうやってあんな長いもの(約180cm)積むのか…と疑問でしたが…
乗りました、客3人と箏1台が。

助手席から後部座席に斜めに渡せば、なんとか納まるんですねぇ。
それにしても運転手さんが、まったく嫌な顔をせず、むしろ協力的なのに驚いた。
本土だったら乗車拒否されるんじゃないだろうか…。

会場は琉球新報ホール。

新聞社の上にあるホールで、調べると収容人数700人とのこと。
8時半頃(たしか)会場に着くと、もう控え室(広い座敷)に数組準備を始めていました。
楽器の調弦をして、控え室で練習開始。
そのうち舞台で練習していいと呼びかけがあり、楽器を運ぶ。


コンクールは、演奏だけでなく、舞台に出る→演奏→舞台から出る 
までの姿勢をチェックされます。

箏の前に正座する仕方、おじぎの仕方を含め、一連を流れを確認します。
演奏にいっぱいいっぱいになったら、こんな動きになんて注意がまわるんだろうか。不安だ。


コンクールがスタート。衣装の着付けを始めます。
着る服もコンクールの指定があり、協会お揃いの着物です。
先生はそれをユニホームと呼ぶ。
言葉の意味はあっているが、イメージが違うような気がする。


弟子仲間の順番が近づき、舞台袖へ移動。人ごとながら緊張してくる。
本番の演奏を見届ける。2人とも大きなミスなく完奏。先生の安堵した表情が見える。

控え室に戻り、みんなで無事終了を喜びました。
大先生やそのお弟子さんも応援にいらしていて、控え室はとても賑やかでした。
その中で私一人、明日のことを思い暗い顔をしておりました…


その5へ続く。


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